🎼Back Ground
Music 》》》
The greatest thing you can do to others is not to share the wealth, but to show them their own
abundance.
(あなたが他人にしてあげられる最も偉大なことは、冨を分け与えることではなく、その人独自の豊さを示してあげることである。)
The final decision is that I'm alone after all, but I can't live alone without the help of others.
(最終的に決断するのは、自分自身結局人は一人ぼっちけど、周りの助けなしに寄りかからなければ一人では生きてけないんだよね)
Takuro Yoshida
(吉田拓郎)
[Paradiso] once has such a history
(【Paradiso】にはかつてこのような歴史がある─────)
A mysterious disappearance of a Utopian who lived on each island of [Paradiso] was caused by the
[Creatives] led by the Utopian Creators.
(ユートピア創造士隊率いる【創造派】によって、【Paradiso】の各島で暮らしていたユートピア人に謎の失踪事件が起こった────)
Very few of the islanders know that fact.
(その事実を知る者は、各島の者達の中でもごく僅かである─────)
Those who know the truth disappear mysteriously by a group of slaughter groups with excellent
fighting ability among Utopians
(真実を知った者はユートピア人の中でも戦闘能力に優れている殺戮集団の集まりによって謎の失踪をする────)
At the same time, there was a bad situation in the world to know it.
(それと同時にーーー世間ではそれを知られてはまずい事情があった─────)
In the past, the [Creatives] dissected the Utopian organs, body, bone marrow, and cranial nerves as
a show in order to take measures not to miss the Utopian people, and exhibited them as a hobby. I was
taking care of
(かつて【創造派】は、ユートピア人を逃さない措置を取る為、見せしめとしてユートピア人の臓器や肉体・骨の髄・そして脳神経を解剖し、悪趣味にもそれらを展示する【標本見聞解体新書】を取り行っていた────)
The Utopians who saw the scene exposed their hatred and disgust at the sight that was too hairy,
lost their resistance to them, and the Utopians who were submissive at will were placed in a quarantine
facility within the branch. I was imprisoned and couldn't get out again.
(その光景を見たユートピア人は、あまりにも身の毛のよだつ光景に憎悪と嫌悪感を露にし、彼らに対し抗う抵抗力を失い、なすがままに服従されたユートピア人はその支部内の隔離施設に監禁され、二度と抜け出せなくなった────)
At that time, when I was prostrated by power, oppressed, and gave up thinking that there was no hope
anymore, a person made a big announcement of the current situation.
(力にひれ伏せられ、抑圧されてしまい、もう希望はないのだと諦めていた時、ある者によってその現状が大きく公表された─────)
One of the members of the guild of an intelligence organization witnessed the [Specimen Observation
and Dismantling New Book], and when asked what was justice and what was the purpose of human life, he
was of the Utopia Creator Corps. I caught one person and exhibited the thing in the middle of the city
where the people were in retaliation and made it recognized.
(ある諜報組織のギルドのメンバーの中に、【標本見聞解体新書】を目撃し、何が正義なのか、人の生命は何の為にあるのかという問いに対し、その者はユートピア創造士隊の一人を捕らえ、報復として民衆のいる街の真ん中で、そのブツを展示して認知させた─────)
The people who were astonished at the scene were reminded of the danger of the [creative group] ---
the [specimen observation dismantling new book] was no longer available to the world --- at the same
time, the person who published it also violated the rules of the guild. As a person who did, he was
judged as a sinful person who committed the corresponding sins and contraindications.
(その光景に対して驚愕した民衆は【創造派】の危険性を改めて知らしめる事となり─────【標本見聞解体新書】は世に出回らなくなった。それと同時に、それを公表した者も、ギルドの掟に反した者として、それ相応の罪と禁忌を犯した罪深い者として審判を下された─────)
これは─────その事件が起こる前の前日談の報告である──────
・・・
・・
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🎼Back Ground
Music 》》》
♪〜FF7より〜オープニング・爆破ミッション
ガタンゴトン!! ガタンゴトン!!
キキ〜〜!!……プシューー………
『………』
ザッザッザ……スタン……
『……やあ…ルーシスくん。…すまないな…本日のベルナの出産を控えているのに、我々の任務に同行してくれるとは……』
『大丈夫だよフカベくん。…これは君と僕達の仲だ。今更水臭いよ。……そこにいるのが、応援で派遣された君の部下なんだね。…君、名前は?』
『はい。【R・P】社【Agente】リーダーのルーシスさん。…お初にお目にかかります。…私は【狼志組】所属…【Araga】(アラガ)と申す者です。現世人であり、【冥鐘】を使えます』
『…アラガくんか。…なるほど…それはとても心強いよ。……じゃあ行こう。みんな…今回の任務は【創造派】一派……ユートピア創造士隊の支部を爆破し、善良なユートピア人を解放する!準備はいいかい?』
『いつでもいいよ…ルーシスくん』
『はい。…私も最後まで全力を尽くします…』
『…では行こう。…そして無事に元気な姿でベルナの元へと帰るんだ!!』
タッタッタ!!
・・・
ブォーーーン!!!!
『!!敵襲だ〜!!』
『おのれ…よくも我々の計画を……!?一体誰が!?』
『おい!!誰か見張りの者はいないのか!?』
『そ…それが…リーダークラスの隊員皆の者が…全て戦闘不能状態になってしまい……』
『バカな!!一体どうなっているのだ!?』
・・・
『討伐を完了した。…………だが、幹部クラスが倒れたと聞いた途端……予想以上にまるで蜂の巣を突いたかのように連中は大騒ぎのようだ…』
『そのようですねフカベ副長…ルーシスさんの陽動で相手も困惑しているようですね…』
タッタッタ……
『ここが最深部か……』
ドクン…ドクン……ドクン…ドクン……
『これが【創造派】の最大権力と呼べる催し…なのか……今まで各島の善良なユートピア人達を拉致して……このような非人道的な事をして…一体何になるというんだ……!!』
カチッ!!
……ダァーーン!!
・・・
・・
・
《次のニュースです!!突如【創造派】の管理するユートピア人の保護施設が突然何者かによって爆破されたとの事です!…詳しい経緯は誰にも分かっておりません。政府関係者は何者かによるテロの可能性があるとみて捜査をーーー》
『……ミッションは完了したのね…』
『ああ。…でもベルナ…すまないな本当に…』
『もう!!///愛しの妻が出産で死ぬくらい痛い思いしたっていうのにあなたって人は!!///…もっと早く来て…私を安心させなさいよね〜……バカ!!///……ウフフ♡無事でよかったわ〜♡///』
・・・
〜【Paradiso】歴【D島】始まりの街・【ユートピア創造士隊 A支部・地下エリア・駐車場】6/17日・朝型〜
プシュ〜〜……
「とりあえず潜入できたじゃん…だが思った以上に広いじゃん…」
【Nelson】はいち早くユートピア創造士隊A支部へ辿り着く。場所は【創造派】の管理する運搬車両に身を隠し、潜入に成功する。思った以上に簡単に侵入できた為、彼自身には笑みの表情を浮かべていたーーー
「へへっ!!ちょろいもんじゃんよ〜♪……!!」
ダンダンダン!!!
「おっとじゃん!!……早速お客さんに対する歓迎じゃん♪」
「貴様!!動くな!!」「その顔に服装……そうか。…貴様が【C島】で…本日付けで革命を起こす我々真・ユートピア創造士隊の支部を……破壊し尽くした者だな…」
【Nelson】の前には【創造派】ユートピア創造士隊改め【真・ユートピア創造士隊】が立ち塞がる。その様子に【Nelson】は笑みを浮かべてこう言い放った。
「あぁ〜ん?革命〜?これがじゃん?……笑せんなじゃん♪んなもん精精3日坊主が関の山じゃん♪」
「!!貴様ぁ!!」「その言葉…我々を愚弄する言葉なり!!」「おのれ…万死に値する!!」
「来てみるじゃ〜ん蝿どもぉ〜!……蛆虫になって這いつくばらせてやるから覚悟するじゃんよ〜!!」
チャカッ!!…ダダダダダン!!!
「!!避けろ!!」「銃火器とは卑劣な事を!!」「お、おのれ〜!!」
【Nelson】は相手に対し、一歩も引かずに銃弾を乱射し、前へと進む。その目には覚悟もあれば、陽気な自分を保ちつつ、成すべき事を成そうとする信念まであった様子である。
「……」
ザッザッザ……!!タッタッタ!!
「…待っていろじゃんエイミチャン!!…必ず仇を取るじゃんよ!!」
「侵入者だ!!」「捕らえろ!!」「そこで止まれ!!」
「笑わせるなじゃん!!……その世迷言はここでおしまいにするじゃんよ〜!!」
カチッ!!
ダァーーーン!!!
「!?」「ば、爆発だと!?」「貴様……一体何をした!?」
突如、【真・ユートピア創造士隊】の下っ端の者達が爆風によって身体を飛ばされる。すると【Nelson】はこう言い放った。
「昔から……お前さん達によっていいように隔離されていたユートピア人を解放する為に…再びあの事件を起こす為に用意したまでじゃん!……実際あの噂は本当なんじゃんよ〜♪…ここにもまだ名残として残ってる筈じゃんよ〜♪…ユートピア人の臓器を媒介にして催し物にしてるっつう【標本見聞解体新書】っちゅう悪趣味なグローイ研究室がじゃん!!」
「……」「………」「………」
「?……何じゃん?」(急に黙っちまったじゃん)
【Nelson】の【標本見聞解体新書】というワードを聞いた【真・ユートピア創造士隊】は沈黙した。しかしそれはまるで戦意を喪失した様子ではなかった。それは決して言ってはいけない禁断のワードを言ったかのように静かなる怒りを見せており、武器を前に差し出す。
チャキッ!! チャキッ!! チャキッ!!
ヴィーーーン………
「……!?」
突然、相手の方から何かのモーター音のような音が響き渡った。すると相手の目の色が変わり、【Nelson】標的に絞り込んだかのように鋭い目つきとなった。
「………!!」「……!!」「……!!」
ガァキーーン!!!!
「っち!!」(なぁっ!?……なんつう力じゃん!?これは人力の力じゃあないじゃん!!…!?……まさかコイツらはじゃん!!……)
キィーーン!!
「………」「………」「………」
チャキチャキっ!!!!
「……そういうことかじゃん……コイツらは…【Metalcan】(メタルカン)の技術で人工的に作られた……」
「………!!」「……!!」「……!!」
ダダッ!!!
「人型ロボット…岩男みたいな…ヒューマノイドっちゅう事じゃん!!…夢の中の世界も摩訶不思議で予想外の事が多かったじゃんが……今度のは…全く違う意味での……厄介な闇の連中の奴らを敵に回したって事じゃん!!……だがこれで……」
「………」「……」「……」
「謎は全て解けたって事じゃん!!……へへ〜ん♪」
ヒィーーン!!
「……!?」「……!?」「……!?」
ダァーーン!!
突如【Nelson】の目の前で敵対していた敵が爆発物によって巻き込まれる。すると【Nelson】は秘密兵器だと言わんばかりに声高らかに笑う。
「な〜ははは!!!予想以上の威力じゃん!!ティウンティウンした………じゃ……ん…!?」
ドロドロドロ………
「………は…ひふ?」
「………」「……」「……」
ジャキーーン!!!!
「!?…げげんちょじゃん!あれ喰らってティティウンティウンしないってマジかじゃん!……コイツは……よく現世の洋画にある……人型のロボット…SF映画で有名なあれじゃん…」
「………」「……」「……」
スゥィーーン!!!!
相手は爆発に巻き込まれながらも身体を修復し、再び【Nelson】に敵対しようと集団は立ち尽くす。そして今度は腕を変形させ、鋭利な先端を高速回転させ、ドリルのようなものを形成し、身体に風穴を開け、貫通させるかのようにジワジワ歩み寄ってきた。
「………」「……」「……」
チャキッ!!
「っち!!とりあえず距離を取るじゃん!!」
タッタッタ!!!
「………」「……」「……」
ザっザザザザ!!!
「……!!結構動きが早いじゃん……!!そうじゃん♪…相手がもしあの洋画に出てきた奴ならじゃん♪」
ダダダダダ!!!
【Nelson】は長い廊下を右に曲がる。それに陽動されたのか、集団は後をついていく。するとそこには【Nelson】の姿はなかった。
「………」「……」「……」
グォー-ン……行くよ〜Nくん!!ああSくん!!
「!?」「!?」「!?」
ガァーーン!!!!
機械の身体である人型ロボットは、凄まじい磁力の力によって壁に押し付けられるように身動きが封じ込められた。するとそこに【Nelson】が現れて片手にマグネットらしきものを持って見せつけた。
「見事にひっかかってくれたじゃん♪…コイツは【Hopera】にいる仲間が作ってくれた超強力なマグネットじゃん!…そ・し・て☆」
シュー………ウィ……ンン……
「!?」「!?」「!?」
「海水スプレーじゃん!!…これでもう機械の身体のお前らは鉄屑になって動けないじゃんよ〜♪……じゃあ〜バイビィ〜♪!!」
タッタッタ!!
【Nelson】は歩みを止める事はなかった。ひたすら隔離施設を突き進む。そうしていくうちに階段が見えてきた様子である。
「?…お?コイツは階段じゃん♪……よ〜しいよいよ建物内部に侵入出来るじゃんよ〜!」
コツンコツン!!
「………」(いよいよ…今から数年前に…【R・P社】の【Agente】という諜報機関ギルドが引き起こしたって有名なユートピア創造士隊施設の爆破事件の悲劇……いんや、あれはもはや革命じゃん♪…コイツを再び起こして公にし……もうエイミチャンのような善良な娘を犠牲にしない世の中を作らないとじゃん♪……そうだろじゃん……リシア……【R・P社】の【Agente】に所属していた心優しいお前さんが狂ってしまった原因である…その…【標本見聞解体新書】って催しの名残が……いまだにこの支部にも秘密裏に残っていそうじゃんよ〜!…そいつも跡形も無く吹っ飛ばして世直ししてやるじゃんよ〜♪)
タッタッタ……
【Nelson】は階段を歩みを続ける。そしていよいよ内部に足を踏み入れた時、そこには想像を絶する光景が広がっていたーーー
・・・
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